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『帰ってほしいの』(原題:Diana Ross Presents The Jackson 5)は、ジャクソン5が1969年に発表したファースト・アルバム。 == 解説 == 「ノーバディ」「帰ってほしいの」の2曲は、ベリー・ゴーディ・ジュニアを中心としたプロデューサー・チームであるザ・コーポレーションが、ジャクソン5のために書き下ろした曲である。他はカヴァー曲で、フォー・トップス、スティーヴィー・ワンダー、ミラクルズ、マーヴィン・ゲイ、テンプテーションズといった同じモータウン所属のアーティストの曲や、スライ&ザ・ファミリー・ストーンやP-Funkの曲も含まれている。 アルバムの原題は、当時のモータウンが宣伝戦略として、ジャクソン5を「ダイアナ・ロスが発掘したグループ」として売り出していたことと関係している。ただし、グループを実際に発掘したのは、ロスではなくグラディス・ナイトとボビー・テイラーであることが、後に判明した〔『モータウン・ハンドブック』(湯浅学・編、K&Bパブリッシャーズ、ISBN 978-4-87031-603-4)p.46〕。本作収録曲の大半をプロデュースしたボビー・テイラーは、シカゴのリーガル・シアターでジャクソン5と10日間一緒に仕事をした後、グループをデトロイトに連れて行って、モータウンのオーディションの準備をさせたという〔Bobby Taylor - Music Biography, Credits and Discography : AllMusic 〕。 先行シングル「帰ってほしいの」の大ヒットもあって、母国アメリカでは、『ビルボード』誌のR&Bチャートで1位を獲得し、総合チャートのBillboard 200では5位に達した〔。 また、「Stand!」はジャクソン5のインディアナへの凱旋公演において、最初の一曲目としてパフォーマンスする様子が映像に撮られた。 2001年には、次作『ABC』(1970年)の全12曲と、本作のためのレコーディング・セッションで録音された「オー・アイヴ・ビーン・ブレスト」を追加した合計25曲入りのアルバム『Diana Ross Presents The Jackson 5 / ABC』として再発された〔Jackson 5, The - Diana Ross Presents The Jackson 5 / ABC (CD) at Discogs 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「帰ってほしいの (アルバム)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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